Addiction Report (アディクションレポート)

メディアに出演したらまさかの大反響! 子供やママ友にも過去を知られることになって......ギャンマネ(48)

「ギャンブル依存症問題を考える会」を立ち上げたものの、イベントにも人が集まらない始末。政治家を通じて新聞記者を紹介してもらい、取り上げられたら、注目が集まって、テレビの夕方のニュースにも取り上げられることになりました。子供やママ友にも過去を知られることとなり......

メディアに出演したらまさかの大反響! 子供やママ友にも過去を知られることになって......ギャンマネ(48)
メディアに取り上げられて初めて出版した自叙伝『三代目ギャン妻の物語』の表紙

公開日:2026/10/18 23:53

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ギャンマネ

さて、団体「ギャンブル依存症問題を考える会」は立ち上げましたが、何をやったらいいのかわからず、

とりあえず立ち上げメンバーがいる都道府県で細々とセミナーなどをやっていましたが、

人なんか全然集まらないんですよ。

せっかく地方に行っても、数人しかいない......なんてことも当たり前にありました。

政治家を通じて朝日新聞の名物記者に取材依頼

そこでですね、イベント前にメディアで宣伝してもらえないかなと思い、元国会議員の初鹿明博先生をお訪ねしたんです。

初鹿先生は前の回復施設でスタッフをやっていた頃、カジノ議論が盛り上がり、一度だけ議員会館の勉強会に呼ばれたことがあったのですが、その時の私の話がめちゃくちゃ面白かったということで、個別でもお話を聞いてくださったんです。

当時の私はプレスリリースなんてものも全く知らなかったので、どうすれば記事って書いてもらえるんだろう?と疑問だったので、「議員の先生だったら、マスコミのお知り合いもたくさんいるだろう」くらいの考えでお訪ねしてみたのです。

すると先生は快く、「じゃあ朝日新聞の小泉信一さんを紹介してあげるよ」と仰ってくださり、後日、本当にお引き合わせくださいました。

小泉さんは残念ながら一昨年、がんのため63歳の若さで亡くなってしまったのですが、

主に大衆文芸をたくさん記事に書かれ、名物記者として有名で、死後も多くの方々が追悼文を出されました。ですがもちろん今も昔も無知な私は、小泉さんのことを全く存じ上げませんでした。

小泉さんは、私より少し年上の優しいおじさんという感じで、私は、「近々に大阪セミナーがあるので、イベントの告知を出してくださいませんか?」とお願いしたのですが、「あなたはなんでこういう会を立ち上げたの?」という話から始まって、私の生い立ちや、夫婦でギャンブルが止まらなかったこと、それを病気だと知ったこと、自助グループのこと、会を立ち上げたことなどなどを、順々に聞いてくださいました。

朝日新聞の「ひと」欄で話題となり、自叙伝出版へ

すると小泉さんは「面白いね~君。セミナーの告知なんかじゃなくて、今度『ひと』に載せてあげるよ」と言ってくださったのです。「えぇ!ありがとうございます!」ってな感じで、ノリノリでお答えしたのですが、恥ずかしながらこの私、博打と夜遊び以外世の中のことに興味がない人生を送ってきたものですから、この時まで朝日新聞の「ひと」という欄がどれだけ有名かも全く知らなかったんです。ですから心の中では「そうか、大阪セミナーの告知は載らないのか。残念」くらいの気持ちでした。

のちに色んな人から「『ひと』って、めっちゃ有名だよ」「高校野球の優勝校の監督が載るようなページだよ」なんて言われて驚きました。

そして実際に「ひと」に掲載されたその日に、高文研という出版社さんから自叙伝出版の話があり『三代目ギャン妻の物語』を出版することになりました。TBSの夕方のニュースでは、私たち夫婦の特集が組まれることにもなりました。こうして反響の大きさを実感することになりました。

夕方のニュースで取り上げられ、爆発的な反響

このTBSの夕方のニュースで特集を組まれたことで、私は重荷を一つ下すことができました。とにかく全てのことに無知な私は、夕方のニュースをどれだけの人が見るんだ?ということにも思い及びませんでした。会を立ち上げるまで、マスコミの力とか、TVの威力など考えたこともなかったし、興味もない人生を歩いてきたのです。子供の頃からドラマやお笑いはよく見ていましたが、ニュース番組などよほど大きな事件がない限り、見る習慣もありませんでした。

ですので、この特集のお話を頂いた時も、「夫婦で出るらしいよ」ってな感じで、夫にも気軽に伝えました。そして気軽に出演してしまったのです。

「借金は、それぞれ1500万円ずつはあったでしょうね」なんてことを、例のごとくペラペラ話した後、いよいよ放送になりました。当日は仕事なので録画はしていましたが、もちろんそのことを親にも子供たちにも伝えませんでした。

すると放送日翌日、当時小学校2年生だった息子が血相を変えて学校から帰ってくると、同居している母に「うちって借金が1500万円もあるの!?」なんて聞いてきたらしいのです。どうやらTVを見た同級生がいたらしく、「お前の親がテレビに出てたぞ。借金があるんだってな」みたいな感じで言われたらしいのです。そして母も「K君が、あわてて聞いてきたのよ。あんたたちTVに出たの?」などとお怒りの追及。母親には面倒なので「うん、そうだよ」だけ答えて、これは子供たちに説明をしなくてはならないなと思いました。

子供に初めてギャンブル依存症の過去を説明 「どんどん出てよ!」

その日の夜、娘と息子を呼び、「ママたちTVに出たんだけど」と言ってニュースの録画を見せました。もちろんこれまで娘も息子も自助グループの子連れ仲間と一緒に、キャンプだクリスマス会だと一緒に遊んでもいたので、依存症のことは見聞きしていました。けれどもここまではっきりと親の過去を話して聞かせたことはなかったのです。

「どう思うかな?」と少々心配になりながら、一緒にじっと見ていると、番組で「なぜそれでも離婚しようと思わなかったのですか?」「愛していたからです。」みたいなやり取りが放映されました。すると娘が「ママかっこいい!」とつぶやいたのです。そして番組終了後「パパとママはギャンブル依存症という病気だったの。今は治っているんだけど、その代わり同じ病気の人の手助けをしてるんだ」と伝えました。子供たちは「ふうううん」といった感じでしたが、「ママがこれからもこの活動をしていると、またTVや新聞に出ることになっちゃうかもしれない。いいかな?」と聞いてみると、「なんで?どんどん出てよ!」と言われたのです。

この時私は「あぁ、子供たちに偏見なんかないんだ。偏見を植え付けているのは大人たちなんだ」と悟りました。だから依存症の予防教育はできるだけ早く開始すべきだなと思いました。

ついでに「君たちはね、パパとママの子供だから、ギャンブル依存症が遺伝するかもしれない。だからギャンブルだけはやらない方がいいよ。やらなければ病気にならないから」と伝えました。お陰様で今日まで二人ともギャンブルには興味を持っていないようです。

ママ友にも知られ、エールをもらう

そしてさらに効果が大きかったのは地域のママ友との付き合いです。子供たちが通っていたのは都会のど真ん中の公立小学校なので、ご多分に漏れず人数も少なく、息子に至っては小学校卒業まで一度もクラス替えがないという、濃い人間関係の中で育ちます。

当然にママ友たちとも濃いつながりができるのですが、幼稚園時代にさんざんブランド物をとっかえひっかえしてきた私が、実は買い物依存症だったと一日にして知れ渡ったのです。ちょうどその次の週に運動会があり、私は本当に多くのママ友に声をかけられました。

「田中さん、TV見たわよ。そうだったのね。全然気が付かなかった」「うんそうなのよぉ。実はさぁ見栄ばっかり張ってたのよぉ」なんて会話をし「田中さん、すごいわぁ。えらいわねぇ。頑張って!」なんてみんなから口々に声をかけてもらい私は「あぁ、もう見栄を張る必要がなくなった」と心底解放された気持ちになりました。

よく世間ではやり玉にあがるPTA活動ですが、私はこんな風に素直に声をかけてくれるママ友たちに恵まれ、本当に楽しくPTA活動もさせてもらい、忙しい私を度々助けてもくれました。もちろん子供同士揉めることもありましたが、そういう時もすぐに話し合える関係だったので、私はママ友たちが大好きでした。

これがですよTV放映後、遠回しに腫れ物に触るようにコソコソされたんじゃ、こっちも辛いじゃないですか。それが顔見た途端「田中さあああん、依存症だったのぉ!大変だったのね。知らなかったわぁ!」って駆け寄ってきて声をかけてくれるって、実にピュア!無邪気そのもので良い人たちじゃないですか。本当に人には恵まれましたよね。お陰で子供たちも親の依存症については特に嫌な思いもしなかったと思います。

大切だと気づいた地域の理解

後日談になりますが、中学生になるとちょっと不良っぽくなってきた小学校の同級生らもいて、競馬をやりだしたらしいんですね。息子が「依存症になるぞ」と言ったら、「そしたらKのママに治して貰うよ」なんて話をしていたそうです。

私は、ニュース放映以後、子供たちのいる小・中学校で予防教育の話をさせて貰うようになり、家族の依存症問題を個人的に相談されるようにもなりました。地域社会の温かい理解も本当に大切だなと身をもって体験しました。

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コメント

7時間前
とみー

お子さん達にギャンブル依存症のことを伝えた時のエピソードに胸が熱くなりました。こどもには、偏見なんてないのですよね。

本人も家族も、偏見によって苦しんでいる人たちは多くいると思います。世の中の依存症に対する誤ったイメージや偏見をなくすため、家族の立場でできる活動をしていきたいです。

7時間前
匿名

めちゃめちゃいい話じゃないですか!!

いいねいいねいいね〜〜〜!!

お子さん、ママ友さん、お子さんのお友達にも理解が広がっている!!

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